
甘酒の手作り派も購入派も甘酒を日持ちさせる方法、知っておきたいですよね。理由は? 甘酒の効果は飲み続けることがポイントだからです。せっかくの手作りの甘酒もやっと入手できた甘酒も長く続けることが重要。日持ちさせるコツ、私もしっかり活用して甘酒生活を続けたいと思います。
Contents
手作り甘酒を日持ちさせるコツ!
せっかく手作りしたならなるべく日持ちさせたいですよね!
今回は一般的な炊飯器で手作りした甘酒の日持ちさせるコツに絞って紹介したいと思います。
なのでまずは甘酒の作成から保存までの手順をまとめてみました。
ホームメイドの甘酒は、炊飯器を使うと手軽にできますね。準備するモノと手順をご紹介します。
作り方が大事!日持ちさせる手作りのコツ!
【準備するモノ】
- 炊飯器(保温機能付き)
- しゃもじ/ゴムべら
- 温度計
- 布巾/割りばし
- お米1合/水4合(720ml)
- 乾燥こうじ2合(230g)
- 水600cc
【作り方手順】
お米1合と水4合で炊飯器の「おかゆ機能」を使って炊く
↓ 炊き上がったおかゆと水600ccを全体が滑らかになるまで混ぜる ↓ おかゆが50度以下の温度になっているかを確認 ↓ 乾燥こうじをあらかじめ細かくほぐしてから、おかゆとしっかり混ぜる ↓ ぬれ布巾を被せて50~60度の温度をキープできるよう、炊飯器の保温モードで約8時間保温 ↓ 2〜3時間に1度発酵と温度を確認して、全体をかき混ぜまる ↓ 約8時間後「甘味」が出ていれば完成 |
炊飯器のフタをカチッと閉めてしまうと、高温になり過ぎてこうじ菌が死滅してしまいます。季節によって温度が下がる場合は、フタと本体の間に割りばしを入れ、フタが開かないよう重しを置くなどで工夫をして下さい。
布巾は煮沸消毒をして雑菌を減らしておきましょう。雑菌の混入が日持ちを短くしてしまうこともあります。
そして出来上がった甘酒を保存する時にまずするコトは…
【バットなどに移し替えて粗熱(あらねつ)を取る】
手でさわっても熱くない程度までに温度を下げます。季節によっては発酵が進んで、酸味が出てしまう可能性もあります。気温が高めで温度が下がりにくい時は、氷水などで手早く容器を冷やして下さい。
参考元:https://allabout.co.jp/gm/gc/22495/
常温まで温度が下がった甘酒、その後の保存方法のコツも調べました。
出来上がった甘酒を日持ちさせるコツ
出来るだけ長く日持ちさせるコツ、まずは容器の選定から。
【保存容器の素材を確認】
保存容器はホーロー・プラスチック・陶器で出来た、熱湯消毒ができるタイプを使います。アルミやステンレスの金属素材はこうじ菌の影響で穴が開いてしまうコトもあります。
雑菌の混入を防ぐために容器は熱湯消毒をした清潔なものを用意し、容器に入れた後はフタはのせるだけにします。発酵状態が続いているので密閉をすると、こぼれてしまいます。
【長期の保存は冷凍がおすすめ】
手作りの甘酒は冷蔵庫で約1週間保存可能です。
それ以上保存したい時は冷凍がおススメ。冷凍をすれば約1ヶ月保存できます。手軽にできる方法をご紹介。
甘酒の冷凍は、
- 製氷皿を使う
- ジプロックを使う
この2つの方法があります。
製氷皿でキューブにしたら「そのままシャーベットで食べる」「前の晩カップに入れて翌朝飲む」が簡単にできます。
製氷皿が不足していた我が家はジプロックを使いました。甘酒はカチカチに凍らないので、手で折れば必要な分量が取り出せます。場所を取らずに冷凍できるところも助かります。
参考元:http://kazenonaosikata.com/1271
【裏ワザ「加熱」で保存期間を延ばす】
甘酒を加熱に用意するモノ
- できたばかりの甘酒
- お鍋
- ヘラ(木・シリコンなど)
- 温度計
甘酒の加熱手順
- 甘酒をお鍋に入れる
- 中火で焦げ付かないよう、ヘラで混ぜながら加熱する
- 温度計で70度越えになったのを確認する
- 温度を確認後、一煮立ち(周りがフツフツする)したら火を止める
- お鍋のまま冷ます
70度で加熱をすると麹菌の活動がとまります。これ以上の発酵を止めるコトで酸っぱくなることを防ぎます。
加熱をした甘酒は冷蔵庫で約1ヶ月の保存が可能です。加熱をすると甘味が増すというメリットもあるので試してみて下さい。
参考元:https://ameblo.jp/cafe-baum/entry-11500301902.html
甘酒には2種類ありますね。酒麹と米麹どちらが長持ちなのか? も調べてみました。
長く日持ちするのは「酒麹」「米麹」?
日持ちが長いのは「米麹」です。
米麹は水を使ってもその後の過程「発酵」があります。この発酵があることにより甘酒は日持ちしやすくなります。
一般的にはお酒のほうが長持ちしそうですが、(実際、私は酒麹は酒粕を使うので長持ちする…と思っていました)
ですが、酒麹が日持ちしにくい理由はあるんです。それは、
【酒麹の甘酒は水を使っているから】
酒麹は水を足して加熱をするだけなので、水から腐敗が始まります。甘酒の作り方から確認してみましょう。
酒麹甘酒の日持ちを長くしたい時は?
- 沸騰させてから冷蔵庫で保存→約1週間
- 製氷皿を使って冷凍→約1ヶ月
家庭用冷凍庫は開閉の回数が多く冷凍の状態が安定しません。味の変化を避けるために、早めに飲むことをおすすめします。
参考元:http://cocoaru.net/6514
老舗の酒蔵や味噌の会社が販売する甘酒の自信作。入手困難なモノもあるようですが、こちらも長く楽しみたいですよね。市販の甘酒の期間延長方法も、もちろんあります。
市販甘酒を日持ちさせるコツ!
市販の甘酒、サイズもタイプも色々。その場で飲めるタイプや大容量パックの、日持ちさせるコツ、調べてみました。
【開封から保存までの手順】
ストローで飲むブリックパック→開封したら飲み切りましょう
紙パック/ペットボトル→開封したら冷蔵庫で保管。1週間以内で飲み切りましょう
賞味期限は未開封での期限です。その場で飲めるタイプはストローを使えば雑菌が混入するので、すぐに飲みましょう。箱の裏にも書いてあります。
大容量タイプは、必ずコップなどに注いで飲みます。注ぎ口を清潔にしておくのもポイント。液ダレは拭き取って、冷蔵庫に保管します。
参考元:http://www.marukome.co.jp/amazake/
【冷凍と加熱が大事】
市販の甘酒も冷凍と加熱で保存期間を延長できます。
冷凍はジプロックや製氷皿を使って凍らせます。保存は約1ヶ月を目安にして下さい。
加熱は次の方法で行います。
市販甘酒の加熱方法
- 甘酒を常温に戻す
- 甘酒200ccに対して水約100cc(煮詰まらないように分量は調節して下さい。)を混ぜる
- お鍋に入れて弱火で沸騰させないように加熱する
- 加熱したものを冷凍庫で約1ヶ月保存もできます
参考元:http://www.otamaya.com/column/amazake_introduction/#tabekata
甘酒の保存は「冷凍・冷蔵」がありますが、味への影響も知っておきたいですね。メリットとデメリットで確認です。
冷凍と冷蔵どちらが美味しく保存できる?
冷凍保存・冷蔵保存それぞれにメリットとデメリットがあります。
ただ、どちらが美味しい? を比べるとやはり「冷蔵」に軍配が上がります。でも冷凍甘酒の「凍ったまま」は見逃せません。「甘すぎてイヤ!・麹の臭いがイヤ!」そんな人でもシャリシャリ食べられます。(我が家はこれで、家族全員「甘酒ファン」になりました。)
【冷蔵保存メリット】
冷蔵保存可能なものは期限内なら味の変化はほぼ無い。なので常に新鮮なおいしさを味わえます。また容器そのまま冷蔵すれば手間がかからない
【冷蔵保存デメリット】
保存期間は意外と短く日持ちには向かない
【冷凍保存メリット】
- 夏は凍ったままで「食べる点滴」で栄養補給
- 保存期間が延長できる
【冷凍保存デメリット】
- 家庭用の冷凍庫は「臭いが移る・温度が安定しない」ので味が落ちる
- 解凍時は糖分が先に溶けて水と分離して味が変わってしまう
- 冷凍対応の容器を使っていないタイプは開封して小分けにする作業が必要
まとめ
いかかでしたか?今回は炊飯器で手作りした甘酒を日持ちさせるコツについて調べてみました。
まずは炊飯器で作る甘酒から保存方法までをまとめてみると、
- 炊飯器からバットに移して粗熱を取って発酵を止める
- 容器はホーロー・プラスチック・陶器で熱湯消毒ができるもの
- 冷蔵庫で1週間、冷凍庫で1ヶ月保存可能
- 70度で加熱して発酵を止めると冷蔵庫で1ヶ月保存可能
- 日持ちするのは米麹の甘酒
- 酒麹の甘酒は冷蔵で約3日、冷凍すれば約1ヶ月保存可能
さらにそこから市販の甘酒を日持ちさせるコツは、
- 飲み切りタイプは口をつけたらその場で飲む
- 大容量パックは、注ぎ口を清潔にして冷蔵保存
- 市販の甘酒も加熱で保存期間が延長できます
冷凍と冷蔵美味しいのはどちら?という事でしたが、
- 冷蔵は味の変化はほとんどありません
- 冷凍は保存と解凍で味や風味が変化する
解凍しないでそのままシャーベットで食べるのがおすすめ。
日持ちがするコツを知ったので「甘酒生活」これからも心地よく美味しく、続けて行きたいと思います。
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