
「甘酒味噌汁が夏バテに効く!」という内容がテレビで放送され、話題になりましたね!
私は今まで、甘酒と味噌汁を組み合わせようと考えたこともなかったのですが、そもそも甘酒って冬の飲み物という感覚はありませんか?お正月に配られるとか、冬になると自動販売機に登場する飲み物・・という認識が強いかと思います。
でも実は俳句においても「夏の季語」として使われるほど夏の飲み物であるとウィキペディアにも掲載されています。その所以は、栄養豊富な甘酒の成分が体力回復に効果があり、夏バテを予防してくれる、いわば「夏の栄養ドリンク」だからなんです。
今回はそんな優秀な「甘酒」と、毎日の食事づくりにかかせない「味噌汁」について記事にまとめてみました。マンネリ化しがちなみそ汁アレンジについても調べてみましたので参考にしてみてくださいね!
Contents
甘酒とみそ汁の素晴らしい効果!
まずは甘酒味噌汁を効果的に飲むために、それぞれの特徴を見ていきましょう。
【甘酒の栄養素】
- 酵素100種類: 生きるために絶対になくてはならないものが酵素です。
- ビタミン類:新陳代謝の活性化・老化防止・免疫力アップ
- 必須アミノ酸:筋肉や血管、脳の細胞を作る上で必要不可欠。老化を防ぎます。
- コウジ酸:メラニンの生成を抑制し、美白効果が期待できます。
- 抗酸化成分エルゴチオネイン:最強のアンチエイジング成分です。
参考元:http://cocoaru.net/3071
【味噌汁の栄養素】
- タンパク質:身体をつくる。筋肉をつくる栄養素です。
- ビタミンB12:眼精疲労などに効果があります。
- ビタミンE:血行を良くしてくれます。
- 酵素:消化を助けます。
- イソフラボン:抗酸化作用があります。
- コリン:老化防止効果・脂肪肝を防いでくれます。
- レシチン:コレステロール値を下げてくれる効果があります。
参考元:http://www.misosiru-angya.com/zatugaku/eiyou.html
どちらも豊富な栄養素を含んでおり、健康や美しさを保つために良い効果が期待できる事が分かりましたね!
では実際に甘酒と味噌汁を組み合わせることによって得られる効果を調べてみましたので見ていきましょう!
甘酒味噌汁から得られる3つのメリット
1.体力回復で夏バテ防止!
夏バテは、急激な気温や湿度の変化が原因で起こりやすくなります。主な症状は「疲労感」と「食欲不振」があります。夏バテにならないように予防することで、毎日快適に過ごすことができますね!
【夏バテ予防に効果的な栄養素】
豊富な栄養素を持つ甘酒ですが、実はビタミンB12を摂ることができません。そこで発揮されるのが味噌汁に含まれる豊富なビタミンB群のチカラ!甘酒に含まれるマグネシウムやミネラルと合わさることで、夏バテ防止に効果的な栄養素がすべて含まれることになります!
- ビタミンB1・B2・B12
- マグネシウム
- タンパク質
- ミネラル
参考元:https://www.bioweather.net/recipe/0607n/0607n_index_e.htm
2.腸内環境を整え便秘解消!
水溶性&不水溶性食物繊維やオリゴ糖が豊富に含まれており、腸内フローラが活性化!ハッピー細胞が活性化し、有意義な1日が過ごせます!
【便秘解消に効果的な栄養素】
乳酸菌というと、ヨーグルトを思い浮かべる方が多いと思いますが、甘酒や味噌汁に含まれるのは「植物性乳酸菌」といって、生きたまま腸で働いてくれる優れもの!
食物繊維やオリゴ糖は、根菜類に多く含まれているので、特にゴボウを甘酒味噌汁の具に使用するとさらにパワーアップしそうですね!
- 食物繊維
- 乳酸菌
- オリゴ糖
- ビタミンE
参考元:http://benpi-nai.com/category30/entry163.html
3.基礎代謝アップでダイエット効果!
基礎代謝というのは、いったい何でしょうか?
これは何もしていなくても、寝ていても消費することができるエネルギーのことです。そして基礎代謝をアップさせることで、太りにくくて痩せやすい体を作ることができます!
【基礎代謝アップに効果的な栄養素】
甘酒の100種類以上の酵素の働きをサポートしてくれるのが、味噌汁に含まれているビタミンB群です。
甘酒では摂ることができないビタミンB12やビタミンEは、味噌汁に含まれています。ミネラルを豊富に含む、ワカメなどの海藻類を甘酒味噌汁の具に使用するとさらにパワーアップしそうですね!
- 酵素
- ビタミン
- ミネラル
参考元:https://www.beauty-co.jp/news/dbn/healthcare/DB007440/
甘酒味噌汁にこんなにすごいパワーがあったなんて、びっくりしましたね!甘酒も味噌汁も、どちらも日本では古くから馴染みのある食べ物です。やはり先人の知恵というのは素晴らしいです。
では次からは、実際に甘酒味噌汁を美味しく作るレシピを調べてみましたので見ていきましょう。
甘酒と味噌汁の美味しい飲み方!
甘酒味噌汁のすごいパワーが分かったところで、次からは実際に作る時の美味しいレシピを見ていきましょう!
具だくさんの甘酒味噌汁
【材料2人分】
- だし汁2カップ
- 味噌大さじ1と1/2
- 大根20g
- 人参15g
- 里芋35g
- 油あげ1/2枚
- こんにゃく30g
- 甘酒(濃縮無糖)小さじ2
【レシピ】
- 大根はいちょう切り、人参は半月切り、里いもは一口大に切る。
- こんにゃくは5センチ角に切り、下ゆでする。
- 油揚げを油抜きし、短冊切りにする。
- 鍋にだし汁を入れ、煮立たせ1を入れる。
- 再び煮立ったら2と3を入れ材料が柔らかくなるまで煮る。
- 5に味噌を溶かし入れ、甘酒を入れ、軽く煮立たせて完成。
参考元:http://www.hakutsuru.co.jp/amazake/bag/03.shtml
普段作りなれている味噌汁の手順とほぼ変わらず、最後に甘酒を入れるだけなので簡単ですね!
ポイントは、最後甘酒を入れてから煮立てる時に、60℃を超えないように気をつけること。甘酒に含まれる100種類以上の「酵素」は熱で死滅してしまうので注意が必要です。
ここまで、甘酒味噌汁をご紹介してきましたが一言で甘酒といっても、甘酒には2種類あります。味噌にはもっとたくさんの種類があります。
次からは、甘酒味噌汁に向いているのはどの甘酒で、甘酒味噌汁に向いているのはどの味噌なのかを調べてみましたので見ていきましょう。
相性がいい甘酒と味噌汁
まずは甘酒に注目して、違いや特徴を知ることからはじめましょう。
米麹から作る甘酒
蒸したお米に種菌を混ぜ発酵させたのが米麹です。
おかゆと米麹を混ぜてから保温して作るアルコールを含まない甘酒を、米麹から作る甘酒別名「生甘酒」と呼びます。
【米麹に含まれる栄養素】
- ビオチン:皮膚・髪の健康のために必要
- ビタミンB1:糖質や脂肪の代謝に
- ビタミンB2:皮膚や粘膜の健康を保つ
- ビタミンB6:ホルモンを正常に保ち、線形伝達物質の生成に必要な成分
- リン:骨や歯を作るのに必須
- 亜鉛:主に味覚を正常に保つのに必要。摂取がしづらい成分
酒粕から作る甘酒
日本酒などのもろみを圧搾した後に残る固形物が酒粕です。酒粕をお湯にとき、加熱しながら作るアルコールを含んだ甘酒。
【酒粕に含まれる栄養素】
- パントテン酸:疲労物質を減らし体力回復に役立つ
- たんぱく質:免疫細胞を作るので免疫力アップに役立つ
- ナイアシン:アルコールを分解する
- 葉酸:細胞の健康を保つ
- 食物繊維:体内のいらないものを体外に排出させるのに必要
参考元:https://www.amazingworld.jp/fig-mag/amazake04265/
甘酒味噌汁から得られる3つのメリットには
- 体力回復で夏バテ防止!
- 腸内環境を整え便秘解消!
- 基礎代謝アップでダイエット効果!
があり、それぞれ効果を得られる必要な栄養素も見てきました。
すべてに共通して言えるポイントは「酵素」です。そもそも「酵素」というのは、麹菌が甘酒の原料であるお米を醸(かも)すことで発酵します。その結果「酵素」をうみだしてくれるのです。
もう分かりましたね!甘酒味噌汁に適している甘酒は、
ずばり「米麹で作られた甘酒」です。
では次に味噌に注目して、違いや特徴を見ていきましょう。
味噌の種類は4種類あります。
- 米味噌:大豆に米麹を加えて造ったもの
- 麦味噌:大豆に麦麹を加えて造ったもの
- 豆味噌:豆麹を使用するので原料が大豆のみで造られたもの
- 調合味噌:米味噌・麦味噌・豆味噌を混合して造られたもの
この4種類を基本として、さらにその中で
- 赤みそ
- 淡色みそ
- 白みそ
に分けられます。これは発酵熟成中に起こるメイラード反応が原因で、熟成が進むにつれ、褐色に変化していくことで分類されています。
参考元:https://www.hikarimiso.co.jp/enjoy-miso/encyclopedia/type.html
味噌は発酵食品で、どれも麹菌を培養し繁殖させて作られています。ここから考えると、どの味噌も甘酒味噌汁に適していると言えます。
では、色の分類から考えてみましょう。
熟成が進むにつれ、褐色に変化していくということは、色が濃いほど熟成されていると言えます。熟成期間が長いほど、酵素は生き続けます。
そう考えると、夏バテ防止には、「米麹で作られた甘酒」と「赤みそ」の組み合わせであると言えますね!
では、甘酒味噌汁をいつ飲むの?
いくら甘酒味噌汁が夏バテ防止や、便秘解消、ダイエットに効果があるからと言って、やみくもにたくさん飲んでもダメです!次からは、甘酒味噌汁を効果的に飲むタイミングを見ていきましょう。
疲労回復に効果的なタイミングや量
甘酒味噌汁を効果的に飲むタイミングは、朝食がおススメです!
そして飲む量は、お椀1杯。
毎日1杯程度の味噌汁を食べることで、血管年齢が10才若返るというのは有名な話ですね。
この際だから、疲労回復だけではなくダイエットも一緒にしよう!という方には、朝食を甘酒味噌汁に置き換え、時間をかけてゆっくり飲むことをおススメします!
疲労回復や夏バテ防止の効果を得られる組み合わせは
「米麹で作られた甘酒」と「赤みそ」
発酵熟成期間が長い「赤みそ」には、
メラノイジンと言われる便通をよくしたり基礎代謝をアップさせる成分がたっぷり入っています。
夏は温かい食べ物はなかなか進まないと思いますが、比較的涼しい朝なら取り入れやすいですね。毎日の甘酒味噌汁で夏バテ知らずの身体をつくりましょう!
夏バテに効く甘酒アレンジ
梅と胡麻の甘酒
【材料1人分】
- 甘酒190g
- 梅干し1/2個
- すりごま大さじ1
【レシピ】
- 梅干しは、種を取り細かく切る
- 1をすりごまとともに甘酒に加える
- グラスに注ぎ、完成
参考元:https://www.ozeki.co.jp/join/recipe/amazake/amazake_umegoma.html
梅の酸味が、疲れた身体を癒し、暑い夏にも食欲を刺激してくれます。温めても冷やしても美味しく味わえるのが嬉しいですね!
夏バテに効く味噌汁アレンジ
夏バテに効くみそ汁アレンジは、以下のポイントを押さえる事が重要です。
わかめやのりなどの海藻類をプラスすることで、
- カルシウム
- ビタミン
- ミネラル
の成分を取り入れ、暑さで弱っている身体の調子を整えたり、血液をサラサラにしてくれる効果があります。
さらに、かぼちゃやにんじんなどの根菜類をプラスすることで、
- カロテン
- カリウム
- 食物繊維
- ビタミン
疲労回復に良い栄養素が豊富に含まれています。動脈硬化の予防はアンチエイジングにも効果的だと言われています。
他にも、しいたけやなめこなどのキノコ類をプラスすることで、
- ビタミン
- 食物繊維
弱った胃腸の回復に効果的。コレステロール値を下げてくれる効果もあります。
参考元:http://summer-walker.com/natsubate6/taisaku34.html
まとめ
甘酒味噌汁の効果的な飲んで疲れ知らずの体を手に入れる方法!をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
甘酒の栄養素
- 酵素100種類
- ビタミン類
- 必須アミノ酸
- コウジ酸
- 抗酸化成分エルゴチオネイン
味噌汁の栄養素
- タンパク質
- ビタミンB12
- ビタミンE
- 酵素
- イソフラボン
- コリン
- レシチン
甘酒味噌汁から得られる3つのメリット
- 体力回復で夏バテ防止!
- 腸内環境を整え便秘解消!
- 基礎代謝アップでダイエット効果!
夏バテ防止に効果的な甘酒味噌汁を飲む方法は
- 朝食時に飲むのがおススメ
- 飲む量は、お椀1杯
- 「米麹で作られた甘酒」と「赤みそ」の組み合わせ
夏になると、身体がだるいとか、食欲がわかないといった「夏バテ」に悩まされる方は多いと思います。私も数年前までは、「夏バテ」の症状に悩まされていましたが、バランスの良い食生活を心がけ、週1回ホットヨガで汗をかく事でかなり改善されました。
ついつい冷たい飲み物が飲みたくなるところを、あえて温かい飲み物へ変えてみる。暑くて動きたくないところを、あえて適度に運動してみる。
意識をすることで変われることはたくさんあります。最後までこれを読んで下さった方が、正しい知識を持ち、暑い夏を快適に乗りきることができますように!
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