偏頭痛には、頭が痛いという他に、別の症状がともなうことがあります。その中でもなんと、ろれつが回っていない状態になることがあるのです!
一体その正体とは、何なのでしょう?偏頭痛持ちの私も気になるこの怖い症状の原因について調べてみました!
もしそうなったら、本人や周囲の人は、まず何を考え、何をすべきかをまとめてみたので、どうぞ参考にされてみてください。
Contents
偏頭痛とろれつが回らない時の原因とは?

・脳血管の疾患が原因の可能性
いわゆる「脳卒中」のことであり、脳の血管に異常が起こる病気の総称です。
脳卒中には
- 「脳内出血」
- 「くも膜下出血」
- 「脳梗塞」
があります。
その中でも、くも膜下出血は特に心配な病気で、くも膜下出血に見られる前兆は「頭痛」「ろれつが回らない」という症状のほかに、「まぶたが下がる」「視覚に異常がある」「手足がまひする」などがあります。こうした症状があれば、早急に受診する必要があるということです。
・脳梗塞の前兆?
先ほどご説明した脳卒中の中の「脳梗塞」の前触れかもしれません。
脳梗塞は、
- 「アテローム血栓性脳梗塞」
- 「心原性脳塞栓症」
- 「ラクナ梗塞」
の3つの病型に分けられます。
「アテローム血栓症」は、比較的太い動脈が硬化して起こります。これをアテローム硬化と呼びます。進行すると、心筋梗塞・脳卒中など危険な病気に至ってしまいます。
「心原性脳塞栓症」は、まず心臓に血栓ができており、それが脳の血管を詰まらせ、出血性梗塞などの危険な病気に至ることがあります。
「ラクナ梗塞」は、比較的細い動脈が詰まってしまう梗塞です。小さい梗塞ができた状態をラクナ梗塞と呼びます。高血圧が原因です。
・強いストレスで言葉が出ない?
強い緊張感を強いられると言葉が引っ掛かることがあるように、メンタル面からろれつが回らなくなることもあります。
また、精神的疲労がたまりすぎて、自律神経のバランスが崩れ、神経を休められないことで言葉に支障が出ることもあります。
・うつ病に対する薬の副作用
うつ症状に使われる薬を飲んでいる場合は薬の副作用かもしれません。
頭痛のための鎮痛剤の副作用ではないと思って大丈夫です。
抗うつ薬などのお薬を服用中で心配のある方は、病院へ行って相談しましょう。
すぐに取るべき3つの対策
ろれつが回らない状態はどのような原因でもよくありません!すぐ取るべき行動をとって大事に備えてください!
- 症状が自分の場合は、落ち着いて身近な人に伝える
- 近親者の立場なら、受診時の説明のため、しっかり観察して受診を促す(連れて行く)
- あせらず、すみやかに病院へ行く
病院受診のタイミングは?
ろれつが回らないと思ったら、それまでの時間経過の中で何があったか思い起こします。
例えばアルコールを飲む量が多かったとか、ストレスやショックな出来事があったなど
これらのように、普段と違うことがないのにろれつが回らない頭痛が起きている場合は、ただちに病院へ向かって下さい。
また、アルコールや精神的ショックが要因と思われる場合でも、安心はできません。とにかくろれつが回らない偏頭痛ならば、なるべく早く受診した方が良いと考えて結構です。
まとめ
さて、お届けして参りました“ろれつが回らない”状態の偏頭痛についてですが、いかがでしたか?
やはり、脳の疾患をうたがうべきということがわかりました。また、脳の病気まで至らなくても、メンタルの具合が悪い事で、言語に支障をきたすことがあるので、精神的ストレスは、やはり怖いものです。
「ろれつが回らなくなる偏頭痛」考えられる原因としては、
- 脳血管の疾患のうたがい(脳内出血・くも膜下出血・脳梗塞が脳血管の疾患である)
- 脳梗塞の前兆の可能性(アテローム血栓性脳梗塞、心原性脳塞栓症、ラクナ梗塞の3つの病型に分けられる)
- ストレス
- 鎮痛薬以外の薬の副作用
あなたがろれつの回らない頭痛になったら周囲に伝えて病院へ行きましょう。あなたの周りにその症状の人がいたら、診察に付いて行く人がしっかり動向を観察し、病院で説明・相談して冷静な対処をとってくださいね。
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