
風邪をひいて栄養のある物を食べた方がいい時に、栄養がたっぷり詰まったチーズはおすすめの食材です。
チーズは種類も調理のアレンジも豊富で、料理に美味しさとコクをプラスしてくれる優秀な食材です。
しかし、脂質が多くこってりとしたチーズは、効果的な食べ方をしないと胃に負担が掛かってしまうことも。風邪の症状によっては避けた方がいい場合もあります。
そこで今回は、風邪に効くチーズの消化に良い食べ方についてまとめてみました。
チーズの消化に良い食べ方
チーズと相性の良いトマトを合わせるのがおすすめの食べ方です。
トマトに含まれるレコピンも、加熱と油を加えることで吸収率が上がるので、消化にいいです。
風邪をひいている時には、トマトの酸味がさっぱりしているので食べやすくなります。
トマトにはチーズには不足しているビタミンCが多く含まれているので、栄養面でも最高の組合せです。
チーズ、卵、トマトを合わせて油で加熱して食べると良いでしょう。
スクランブルエッグやオムレツ、ココットにオリーブオイルを掛けたりしてもいいですね。簡単に作れるものばかりなのでぜひ試してみてください。
チーズが風邪に効果的な5つの理由

・ビタミンB群が豊富
チーズには、発熱によって失われ不足してしまいがちなビタミンB群が豊富に含まれています。熱が出た時には、チーズを食べてビタミンB群を補う事をおすすめします。
・腸内の善玉菌を増やしてくれる
・発酵食品であるチーズは、腸内環境を整え免疫力を上げる効果があります。
また、乳酸菌も豊富に含まれていて、疲労回復を促して風邪のウィルスに抵抗する体力をつけてくれます。
・亜鉛が風邪の治りを早める
チーズに含まれる亜鉛は、新陳代謝を促し免疫機能を高めてくれます。それによって風邪の症状を緩和して治りやすくなる効果があります。
・チーズ菌が免疫機能を整えてくれる
チーズに含まれるチーズ菌と、チーズ菌から作られるペプチドには、免疫機能を整える効果があります。
ペプチドには抗ウィルスや抗アレルギーの働きもあります。必須アミノ酸も豊富に含まれており疲労回復の効果も期待できます。
・ビタミンAで粘膜を強める
緑黄色野菜に多いビタミンAですが、実はチーズにも多く含まれています。これは原料となる牛乳を出すウシが草を食べているからです。
ビタミンAは粘膜を丈夫にする働きがあり、風邪への抵抗力もつけてくれます。
チーズは完全栄養食品ともいわれ、ビタミンCと炭水化物以外の栄養素がほとんど揃っているので、風邪で体力が落ちている時にはおすすめな食べ物です。
しかし、風邪薬を飲んでいるときは、チーズの成分によって副作用が起こることがあるので控えるようにして下さい。
より風邪によいチーズの種類とは?
風邪の回復に欠かせない抗酸化力と免疫力の高い、より効果のあるチーズは、
【カマンベールチーズ】
です。
さらに免疫力を上げるには、50℃~60℃に温めて食べるのが効果的です。
また、そのままでは体に吸収しづらいのですが、油と一緒に取ることと、卵に含まれるレシチンの助けを借りることで吸収力を上げることが出来ます。
メニューはカマンベールチーズ入りのスクランブルエッグやオムレツがおすすめです。
チーズを効果的に食べるタイミング

チーズは血糖値の上昇を抑える働きがあります。
チーズを食べるタイミングとしては、
血糖値を上昇させる炭水化物やたんぱく質と一緒に摂る
ことをおすすめします。
チーズは脂質や塩分が多いので、適量を主食やおかずに加えたメニューにするといいでしょう。
チーズの1日の摂取量は種類が多く一概には言えませんが、全般的に30gを目安にすれば安心でしょう。
まとめ
風邪をひいた時のチーズの効果的な食べ方をまとめてみました。
- チーズをおすすめする理由は完全栄養食品だから
- 特にカマンベールチーズが抗酸化力が高い
- 血糖値の上昇を抑えるので食事のタイミングで食べるのが効果的
- トマトと組み合わせで吸収も良く、栄養面でも優れている
チーズは脂質や塩分が多いので、風邪をひいたときに食べてもいいのか悩んでしまいますよね。
栄養の詰まったチーズは疲労回復や免疫力を上げる効果もあるので、風邪をひいたときも食べておきたい食品です。
ただ注意が必要で、風邪薬を飲んでいる時や胃が弱っている時は避けるようにしましょう。
栄養たっぷりのチーズを効果的に食べて、早く風邪が治るようにしてください。ぜひ参考にしてみてください。
たすかりました。
いま、この記事をよみながらさけるチーズたべてます