
夏風邪を早く治すために、少しでも体にいいものを食べておきたいですよね。
夏風邪はとてもしんどいですし、できるだけ早く治せるなら効果的に食べて治したいところ。
ただ夏風邪は、状況によっては、おすすめの食べ物は少し変わってきます。
今回は、簡単にわかる夏風邪の症状別おすすめ食材と、それを踏まえた【すぐに買えるコンビニ食】をまとめてみました。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
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Contents
夏風邪に効く食べ物とは?
夏風邪を引いた時、気温や湿度の高さだけでエネルギーを消費している身体は免疫力や回復力も落ち気味。
そんな時はナニを食べるとイイのでしょうか? 症状別にご紹介します。
高熱がある場合
熱が高い時は食べやすさも重要です。口当たりの良い3点を選びました。
- スイカ
- キウイ
- ヴィシソワーズ(じゃがいもの冷たいポタージュ)
スイカの赤い色にはベータカロテンが含まれています。体内でビタミンAに変換され呼吸器系を守ります。
キウイとじゃがいものビタミンCはウイルスと闘う白血球をサポートしてくれます。
共通して含まれるのはカリウム。熱が出て汗をかけばカリウムも出て行きます。
カリウムの不足は筋肉の調整が上手く行われず疲労感を感じます。
カリウムの働きは?
- 老廃物を体外に排出
- 筋肉の働きを調整
- 細胞を正常に保つ
汗と一緒に体外に出てしまう夏はカリウムが不足して夏バテの原因の1つとも言われています。汗の量が多い夏風邪はカリウムを摂取して回復力を上げて行きたいですね。
喉の痛みが強い場合
喉が痛い時に思い浮かぶ食べ物は、ツルンとして喉に刺激が少ない食べ物ですね。
- プリン
- ゼリー
- 卵豆腐
喉が痛い=プリン…と思い込んでいるのは私だけでしょうか? 卵と牛乳を原料にしているのでたんぱく質とビタミンB2が摂れます。粘膜の健康維持には欠かせないビタミンですよ。
栄養補助食品のゼリー化の進化し過ぎを見逃すのはもったいないですね。ゼリー=おやつではありません。たんぱく質・ビタミン・ミネラルが喉への刺激を極力抑えたゼリーで摂取できます。喉を労わるためには、器に出してスプーンでゆっくり食べて下さい。
スイーツ系ばかりでは飽きる…風邪の時もグルメな方には卵豆腐をオススメします。卵と出汁だけできているので消化もよく代表的な療養食です。
下痢・嘔吐がひどい場合
下痢や嘔吐がひどい時はまず水分補給をしましょう。飲んでももどしてしまう時は水を口に含んで口内を湿らせるだけでも、補給になります。
胃腸障害が出ている時は補給する水分がカギですね。経口補水液を選んで下さい。
経口補水液とは?
下痢や嘔吐で失われた「水分・塩分・糖分」が速やかに体内に吸収されるように調合されている水。
ゴクゴクと飲むのではなく、少しづつゆっくりと飲みます。
嘔吐が落ち着いていてもぶり返すこともあるので、消化器系統に刺激を与えないように心がけて下さい。
脱水症状の予防には経口補水液で対応しましょう。
スポーツドリンクとは糖分と塩分のバランスが違うので代用はできません。お茶は利尿作用があるので水分を補給になりません。
下痢・嘔吐がなかなか治まらない、水分補給が上手く行かない時は早めに病院に行って下さいね。
胃腸に障害がでる風邪は思い出すのもツラい症状。
どんな風邪でも、できれば罹らないのが1番です。夏風邪予防対策できる食材で勝負しましょう。
コンビニで手に入る夏風邪に効く食べ物3選!
夏風邪みたいだけど、もうコンビニしか開いてない、そんな時に選んでほしい食べ物を3つ選びました。
- バナナ
- ヨーグルト
- 梅干しのおにぎり
ビタミンC・カリウムを含むバナナと発酵食品のヨーグルトでウイルスに対抗しましょう。
梅干しのクエン酸は代謝力を上げてエネルギーを生成し、疲労回復をサポート。
汗をかく夏には梅干しで塩分補給もできます。
おにぎりのままではテンションが上がらない…と思ったら超簡単梅干し茶漬けをしっかり噛んで食べましょう。
なんちゃって梅干し茶漬け
1.おにぎりのご飯部分だけを器に入れる。 2.お湯またはお茶を注ぐ。 3.海苔を適当にちぎって散らす。 4.全体を崩しながら食べる。 |
サラサラではなくしっかり咀嚼して消化を促しましょう。
もしあればわさびや塩昆布を足すと見栄えも良くなります。
自己管理が重要な夏の大人の体調。でも子供の身体は大人が守ってあげないといけません。
子供たちの夏風邪は、何をたべるとイイのでしょうか?
症状が治まったら予防食材も重要!
夏の風邪を予防できる食材、ウイルスに負けない免疫力強化食で、勝負を挑みたいと思います。
夏風邪予防には発酵食品がおすすめ!
発酵食品と聞くとヨーグルトやチーズを思いつきますよね。
実はザーサイやメンマ、生ハムも発酵食品。
気が付かないうちに食べている発酵食品と夏風邪の予防、発酵食品が持つ「乳酸菌」に秘密があります。
乳酸菌と腸の関係は?
ウイルスや細菌から身体を守る免疫細胞の6割は腸にある。
免疫細胞の正常な働きのためには腸内の環境が重要。
腸内の悪玉菌の割合を減らす効果を乳酸菌が持っている。
口から侵入したウイルスが腸までたどり着いても、腸で感染発症を抑えてくれます。
免疫細胞の正常な活動には環境が重要です。
腸内の環境を整えてくれるのが乳酸菌です。
発酵食品の中でも特におススメを2点、押さえておきましょう。
1)米麹の甘酒
甘酒に含まれているオリゴ糖は大腸まで届いて、善玉菌の代表ビフィズス菌の栄養となります。
腸内環境を整えてくれるドリンクです。
2)キムチ
白菜のお漬物のイメージがありますが、キムチは素晴らしい発酵食品。
白菜・大根・魚介・唐辛子などを低温でじっくり発酵した乳酸菌は胃の酸で分解されずに、生きたまま腸に届きます。
旬の野菜も予防におすすめ!オススメ夏野菜3選!

旬の野菜には季節に合った栄養素が含まれています。
夏の太陽の元で育った野菜で夏風邪予防対策強化しましょう。
1)トマト
- トマトのリコピンは錆びない身体を作る効果があります。
- 風邪予防の基本ビタミンCも豊富です。
2)ゴーヤ
- キウイより多く含まれているビタミンCは、加熱しても壊れにくい性質を持っています。
- 卵や豆腐と作るチャンプルーはたんぱく質も摂れる夏に食べたいレシピNo.1です。
3)茄子
- 茄子の紫色の皮には錆びない身体を作る抗酸化作用があります。
- 皮つきのまま素揚げした煮びたしは和の夏レシピ。
- 夏のミネラル、カリウムもたっぷり含まれています。
子供の夏風邪に効く食べ物はコレ!
大人なら食べたくない・食べられないの理由を言葉にできますが、上手く言葉にできない子供たちの食べ物、迷いますよね。
優先することはまず「口にしてくれる」です。
冷たくて食べやすいもの
- ゼリー
- プリン
- アイスクリーム
アレルギーが心配な時は寒天を使ったゼリーもあります。胃腸障害が無ければプリンやアイスクリームで栄養補給して下さい。
消化の良い炭水化物
- うどん
- そうめん
消化の良い炭水化物代表は麺類。
うどんやそうめんは普段でも人気メニューですね。
野菜を嫌がる時にムリは禁物。シンプルに麺だけでも食べてもらいましょう。
消化の良いたんぱく質
- はんぺん
- たまご
白いフワフワのはんぺんはそのままで食べにくい時は少しつぶし気味にすると食べやすいかも。
はんぺんは子供の病院食でも使われる消化の良いたんぱく質です。
卵もとじる・炒るなどで火をいれた状態であげましょう。
嘔吐や下痢がある時には大人と同じように経口補水液で水分補給をします。
でも市販の経口補水液、大人の私は味が苦手で逆に気分が悪くなった経験があります。
そんな時は手作りで対応しましょう。
手作り経口補水液
材料
作り方
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1才を過ぎていれば砂糖をはちみつ大さじ2に変更しても大丈夫です。
手作りは味が穏やか。
少し甘味を強くした方が子供たちには飲みやすくなるので、調節をしても大丈夫ですよ。
子供がいつものように食べてくれないと心配ですよね。
経口補水液や酸味の少ないジュースなどで水分補給をこまめにします。
水分も摂れない・食べられないことが続く・熱が上がるなどの症状がある時は早めに病院に行って下さい。
まとめ
では、最後に夏風邪に効く食べ物をまとめていきますね。
- 高熱の時:スイカ キウイ ヴィシソワーズ
- 喉が痛い時:プリン ゼリー 卵豆腐
- 下痢嘔吐の時:経口補水液で水分補給
- 夏風邪予防には発酵食品の乳酸菌で腸の免疫細胞を活性化
- 甘酒やキムチは優れた乳酸菌を持つおすすめ発酵食品
- 旬の夏野菜の栄養素が予防に有効。
- トマト ゴーヤ 茄子 積極的に食べましょう。
- コンビニで買うモノはバナナとヨーグルトと梅干しおにぎり
- カリウムと発酵食品とクエン酸で夏風邪に対応。
- 子供には「口にしてくれる」がポイント。
- アイスクリームやうどんなど食べやすいものを優先。
- 子供には手作り経口補水液で水分補給
夏風邪との闘いが、夏休みの思い出になってしまうのは避けたいですね。予防対策で元気に夏を乗り切りましょう。
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