
激しい腹痛に嘔吐、下痢。熱や頭痛だったらまだ我慢できるけど・・・。
大切な行事や、任された仕事、楽しみにしていた旅行などの直前にこのような症状が表れたら本当に困ってしまいますよね。
様々な原因で発症してしまう大人の胃腸炎についてまとめてみました。
Contents
大人が胃腸炎を完治するまでの期間とは?
潜伏期間に関しては様々ですが、発症後から完治までの期間経過は、だいたいこの3つが多い傾向です。
- 嘔吐が1~2日間続く場合
- 嘔吐が1日数回が3~4日続く場合
- 下痢が3日~1週間以上続く場合
症状が軽い胃腸炎でしたら、だいたい1週間程度で回復すると考えられます。
ただし、細菌やウイルスによっては症状が長く続き体力を奪う事で他の疾患を併発する恐れもありますので様々な体調の異変に注意しましょう。
私も何度となく胃腸炎を経験しましたが、その中で一番酷い症状だったのが細菌性胃腸炎です。
夕食で食べたカニのグラタン(カニの甲羅の中にグラタンが入っているタイプ)のだったのですが市販のもので、尚且つ加熱して食べたにも関わらず感染し胃腸炎を起こしました。
通常、胃腸炎の原因かわからないパターンも多いと思うのですが、その時カニのグラタンを食べたのは私と飼い犬だけで、まず犬が嘔吐を初め、遅れる事30分後に私も嘔吐の症状が表れました。
その後は、嘔吐と下痢を繰り返し立って歩く事も辛い状況で翌日に医療機関を受診したのですが、その時には既に脱水症状でした。
点滴にて水分を補給し回復にいたったのですが、このように胃腸炎は誰でも何処でも何時でも発症します。
感染性の胃腸炎3つの症状
主な胃腸炎の症状としては、
- 下痢
- 嘔吐
- 腹痛
などがあります。
細菌やウイルスの種類・毒素によっては、
- 発熱
- 疲労感
があり、適切な処置を怠ると、脱水症状(電解質喪失症状)も起こりえます。
細菌性胃腸炎は、一般的に食中毒とも呼ばれ、適切な対処をしないと酷い下痢になると、水様便や血便も見られ重症化する事もありますので、その様な状況の時は医療機関にて受診して下さい。
期間が長い?やっかいなストレス性の胃腸炎とは?
ストレス性の胃腸炎だと結構やっかいです。通常の1週間ほどで完治する胃腸炎がストレス性だとさらに長くかかる可能性があります。
ストレス次第という事ですね。
ストレス性胃腸炎の主な3つの原因
- 精神的ストレス
- 暴飲暴食
- 薬の服用による胃への負担
ストレス性胃腸炎5つの症状
- 胃痛
- 腹痛
- 吐き気
- 下痢
- 不快感
感染性胃腸炎の様な激しい嘔吐は稀です。
そして、感染性胃腸炎の様に急性ではなく、ストレス性胃腸炎は慢性化している事が多いです。
完治するにはストレスとなる原因を解決していかないといけないので、数週間も長くストレスによる胃腸炎を感じていたら、専門医に相談される事をお勧めします。
ストレス性胃腸炎の症状を和らげる7つの対策
- 環境の改善
- ストレスの解消
- 発想の転換(思想)
- 体質改善
- 軽い運動(ウオーキング)
- 生活習慣の改善
- 自分を知らない第3者との会話
直接、胃腸炎には関係ないと感じるかもしれませんが、ストレスの原因解決が簡単に出来ないものであったとしたら、ストレス以外で楽しみを見つける事も大切だと思います。
完治を早める5つのコツ!
1)病院での点滴処置が効く
軽い症状の胃腸炎であれば水分補給と食事療法で自然に治癒すると思いますが、症状が一過性の嘔吐、下痢に留まらない場合などは知らず知らずのうちに脱水症状に陥っている事があります。
お薬など服用がなくても、点滴などで水分が体内に補充されることで劇的に体は楽になります。
2)水分を摂る
嘔吐、下痢などで確実に体内の水分は不足傾向にあります。
喉が渇いたと言う自覚症状がなくてもまめに水分補給を心がけましょう。
水分や体内の電解質(塩分やカリウム)の補給のためにも経口補水液がお勧めです。
経口補水液は吐いてから30分ぐらい間をおいて、落ち着いてきたら1回に少量から次序に量を増やしていくと効果的です。
3)下痢止め、吐き気止めは使わない
下痢止めや吐き気止めを使用してしまうと、体内で菌やウイルスが満栄して症状を悪化させてしまいます。
菌やウイルスは腸で増殖するので酷くない限り、自然のままに下痢にて排出しましょう。
そして、症状が落ち着いてきた後でも体内から排出した便の中には、死滅していない菌やウイルスが混在している時があるので、手荒いと消毒にも気をつけてください。
4)症状が落ち着くまで食事は控える
早くに体力をつけたいので無理をしてでも食事を摂るべきなのか?
と、考えてしまいますが胃腸炎で嘔吐下痢の症状が落ち着いてない時は食事を控えた方が良いです。
食べたものと一緒に胃液や水分まで排出してしまうのでかえって胃腸を痛めて、栄養の低下を招いて回復を遅らせてしまいます。
また、感染性胃腸炎での嘔吐物には菌やウイルスが含まれていて嘔吐物を触った方が二次感染してしまう恐れもあります。
5)出来るだけ安静に心がける
感染し辛い症状を起こしているのであれば体を休めないといけないと言うサインです。
無理に動いて症状を悪化させてしまったり、周りの方に感染を拡大させないように配慮しましょう。
「安静=睡眠」と、解釈して体の力を抜いて眠る事が大事です。
まとめ
軽い症状で食あたり程度のものでしたら先に紹介しました5つのコツで早期に完治すると思います。
食事のことや、下痢止めの事などは知らないで行ったことが逆に完治を遅らせる事になりかねないので心に留めておいて頂けると嬉しいです
酷い嘔吐や下痢だと食中毒を疑い、症状が続く場合や、激しい嘔吐、水様便や血便などの症状がある場合は取り急ぎ、医療機関にて治療を開始して下さい。
原因菌が同じでも胃腸炎として完治するものもあれば、「病原性大腸菌」の中でも腸管出血性大腸菌(O-157)の様に「指定伝染病」もあります。
正しく見極めて、適切な対応をとってくださいね。
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