
インフルエンザの予防接種を受けた時に頭痛や嘔吐を経験したと言う話を聞いた事ありませんか?
インフルエンザの予防接種に関わらず、どんな予防接種にも副作用はあります。
予防接種は体調に問題なく、元気な時に受けるべき事なのですが自身の自覚なく疲労がたまっている時に予防接種を受けると副作用など、体調に異変が起こり得る事もあります。
今回はインフルエンザの予防接種について以下の4つに注目してまとめてみました。
- 予防接種ワクチンの副作用が出る人の割合
- 頭痛症状がでた時の対処法
- 嘔吐症状がでた時の対処法
- 予防接種後の注意点と再受診の基準
予防接種ワクチンで副作用が出る人の割合
まず、一般的に予防接種ワクチンを受けて副作用が出る割合ですが、
【厚生労働省にて報告があった頻度は0.023%】
です。
このうち重篤症状例は0.019%となっています。
ほとんど【ない】といっても過言ではない数字ですね。
ただ重篤症例になるほとんどの例がアナフィラキシィー反応です。
最近では、卵アレルギーを持つ人は少なくありません。
インフルエンザは卵で製造されているので、卵アレルギーを持っている方はエンフルエンザの予防接種を受ける前に、医療機関に相談しておきましょう。
インフルエンザワクチン副作用による症状としては、
- 発熱 頭痛 倦怠感 悪寒
- 予防接種部の腫れや蕁麻疹
- 肝機能障害、黄疸
- 痙攣
- ギランバレー症候群
- 神経系の重篤な障害
- ネフローゼ症候群
などがあります。
頭痛症状がでた時の対処法
では、インフルエンザワクチンの予防接種を受けた場合の副作用として頭痛症状がでた時の対処法を紹介します。
インフルエンザの副作用として一番多い症状(副作用全体の5%~15%)は、
【頭痛、下痢、鼻水、発熱、悪寒、倦怠感】
と、言ったような風邪に似た症状です。
通常は2~3日で症状は消失しますので自然に治るのを待つと良いと思いますが、症状が辛い場合は、市販の総合漢方薬や解熱鎮痛剤を使用しても大丈夫です。
インフルエンザワクチンを受けた時に使えない薬は報告されていません。
嘔吐症状がでた時の対処法
予防接種の副作用で起こる嘔吐、下痢、腹痛など1~2日程度で消失しますが、嘔吐や下痢は体内の水分を排出してしまい脱水状態に陥る恐れがあります。
水分補給はまめにして、OS-1など体内に浸透しやすいものを活用しましょう。
私がオススメする水分補給に最適なドリンクを上げると、
1.大塚製薬:OS-1
オーエスワンゼリーは、軽度~中等度の脱水症状の際に、水や電解質を補給・維持するための病者用食品となっています。
2.明治:明治アクアサポート
からだに必要な水分・電解質の吸収をおいしくサポートする、水分・電解質補給飲料です。
3.和光堂:アクアライトORS
下痢や嘔吐、発熱などで失われた水分・電解質補給に適しています。
りんご風味となっていますので、お子様にもおすすめです。
4.味の素:アクアソリタ
体内への水分・電解質のすばやい吸収と保持をサポートします。
味の素KK独自の技術により、おいしくて飲みやすい経口補水液となっています。
5.大塚製薬:ポカリスエット
皆さんがよく知っている商品です。どこでも買えて、値段的にもお手頃ですので、水分補給時におすすめです。
この5つですね。
馴染みがあるものからないものもあると思いますが、水分補給にとても最適です。
自分が好きなドリンクで水分補給してみてくださいね。
ただ症状が3日以上続く場合は、インフルエンザワクチンの予防接種の副作用ではない可能性もあるので、医療機関に受診しましょう。
予防接種後の注意点と再受診の基準
インフルエンザワクチンの予防接種で副作用の症状が出るのは稀ですが、わずかな確立とは言え自分が当てはまらないとは言い切れません。
最小限に副作用の症状を抑える為に、ワクチン接種後20分~30分は病院に居ましょう。
ワクチンの副作用は、割と早くに表れます。
自宅に帰ってから、症状が表れて慌てて病院に行くよりは予防接種後20~30分、病院で安静にしてアレルギー反応の様な大きな副作用の症状が出ていない事を確認してから帰宅しましょう。
また、帰宅後も激しい運動などはさけましょう。
ワクチン接種後にOKな運動とNGな運動とは、
OKな運動
- 家の中で動きまって遊ぶ(ジャンプやダッシュなどを除く)
- 動きの少ない散歩
NGな運動
- 体育の授業
- 体力作りや健康維持のための積極的な運動やウォーキング
- 水泳
- ランニング
- 筋トレ
簡単にまとめてみると、つまり【息が切れる運動】はNGという事ですね。
幼児など、じっとしている事が難しいと思いますが、予防接種ワクチンの接種後は公園など外出やお日様に長くあたるなどは避けましょう。
先ほども少し書きましたが、軽い副作用でしたら2~3日で症状は回復しますが、3日を過ぎても症状が軽減しない様でしたら再度受診しましょう。
お子様の場合は、3日を待たずに電話での相談や、受診する事をお勧めします。
明らかに重篤症状の場合は、医療機関への受診はもちろんの事ですが急を要するときは迷わずに救急搬送の依頼をして下さい。
医療機関に受診時はお子様の場合は母子手帳を持参しましょう。ワクチンの種類や、製造番号などが記載されています。
まとめ
毎年、恐ろしいほどの感染力のインフルエンザ。
私の周りでは、予防接種を受けた後の倦怠感が辛くて予防接種を受ける事を躊躇してしまう方もいらっしゃいますが、いざインフルエンザ感染となると倦怠感どころの騒ぎではすみません。
予防接種後20~30分は病院に滞在する事で大きな事態は避けられると思われます。
なので、卵アレルギーなどや、特別な体質の方などは注意が必要ですが、体調を整えインフルエンザ流行期までに予防接種を済ませておきたいものですね。
こちらの記事もおすすめです
インフルエンザウイルスにうつる確率を劇的に下げる5つの方法!
インフルエンザの治りかけにおすすめ栄養満点な回復する食事5選
コメントを残す