
風邪をひいているわけではないのに、咳だけが2~3週間以上ずっと続いている、というような状態が数週間続いたら、それは「咳喘息」かも知れません。
「咳喘息」というのは、咳だけが続く気管支の病気です。
一般的な「気管支喘息」と同じように、呼吸をするときに空気の通る道が狭くなり、炎症や咳の発作が起こります。
ただ、「気管支喘息」のように、ゼーゼーヒューヒューとのどが鳴って息苦しくなることはありません。
今回は、「咳喘息」による咳をラクにする方法を調べてみました。
薬以外で喘息咳を楽にする3つの方法!
もしくは薬を使うほどでもない少しの咳の場合、次のような対応をすると体がラクになるようです。
1)温かいものを飲む
2)はちみつを摂る
昔からよく聞く民間療法です。
はちみつには、強力な殺菌作用と、荒れた粘膜を保護してくれる作用があります。
私は昔、かりんや柚子をはちみつに漬けたものが実家に常備されていて、咳が出るとお湯で割って飲んでいました。
ただし、はちみつは、1歳以下の乳児には与えないよう注意してください。
3)加湿器を使う
咳を出にくくするための適正な湿度は、60~80%程度です。
ただし、湿度を上げた状態が続くと、今度は、部屋にカビやウイルスが繁殖しやすくなってしまいます。
咳を抑える3つのツボ
ツボに関しては押さえ方で効果をしっかり出す事ができます。
東洋医学になりますが、ツボというのは、体の気が流れる通り道の駅みたいなものです。
この駅を修繕してあげることで、体の不調を取り除く事ができます。
では、咳におすすめのツボを3つ紹介したいと思います。
「尺沢(しゃくたく)」
肘の内側の横じわの上にあります。
真ん中より少し親指側で、くぼみがあります。
「天突(てんとつ)」
のどの下、左右の鎖骨の間のくぼんでいるところです。
強く押しすぎると苦しいので注意してください。
「大椎(だいつい)」
背中側、首の付け根です。
首を前に曲げたときに出っ張る骨の下の、くぼんでいるとこるです。
調子が悪い時はツボに痛みや違和感があるはずです。
そこをゆっくりと真上から押してほぐしてあげましょう。
我が家の5つの対策!
他にも実際に咳が出た時、我が家の子どもたちの場合の対処法としては、以下のような方法をとっています。
1)体を起こし、らくな姿勢をとる
唾液がのどに落ちるだけでも咳反射が出るので、体を起こして鼻水や唾液が胃に落ちやすい状態を取ると楽です。
2)ぬるいお茶を飲む
のどを湿らせると、ガラガラする感じが少し治まるようです。
冬場は冷たいお茶よりもあたたかいものがいいようです。
3)背中、首をあたためる
上着を羽織り、首のまわりをあたためます。
蒸しタオルはすぐ冷えてしまうので、我が家ではレンジで温めるタイプの湯たんぽにタオルを巻いて使っています。
やわらかいので首から肩にあてて温められます。
その他、咳が出にくくなるように日ごろから気をつけることは、
- 急激な気温の変化に気をつける
- 風邪やインフルエンザを予防する
風邪がはやっている時期は、できるだけ不要な外出は避け、外出時はマスクを使います。外から帰ったら手洗いとうがいを丁寧にします。
4)たばこの煙などを吸わないようにする
咳が出る本人はもちろん吸わないほうがいいのですが、副流煙も要注意です。
ファミレスなどでは喫煙席と禁煙席がすぐ隣りの場合もありますのでよく調べて下さい。
たき火、せんこうの煙、花火の煙なども、思い切り吸い込むと咳が出る場合がありますので注意してください。
5)空気清浄器や掃除と洗濯をしっかりする事で咳の原因を除外する
アレルギー反応を引き起こす原因となる、ハウスダスト・カビ・花粉・ペットの毛や上皮などをできる限り取り除くことが大切だと思います。
居間だけでなく寝室もこまめに換気をして、掃除機をかけ、シーツを洗います。
まとめ
いかがでしたか?
咳喘息による長引く咳には、薬を使う以外にも、
- 温かいものを飲む
- はちみつを摂る
- 加湿器を使う
- 首回りをあたためる
- 咳を止めるツボを押す
といった対処法があります。
咳喘息は、喘息の前段階といわれています。
放っておくと、本格的な気管支喘息に移行してしまうことがあるそうなので、そうなる前に正しい治療をし、咳が出にくい環境をつくりましょう。
咳が出た時には悪化しにくいよう、自分に合った方法で工夫して、咳をなるべく早くおさえられるといいですね。
参考にしていただけると嬉しいです。
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